WAPPA Projectは、秋田と東京を行き来しながら、アート、デザイン、木工、プロモーションなど、様々な活動を行う ZERODATEMINATO FURNITUREcasane tsumugu による共同プロジェクトです。伝統工芸品と呼ばれるものの中にも、かつては生活に寄り添う暮らしの道具だったものが少なくないと思います。そんな視点から、地域の伝統工芸を軸に、『木』と私たちの『暮らし』の関係を見つめ直しながら、これからの『生き方のモノサシ(価値観)』を探り、これからの暮らしに寄り添えるプロダクトの開発や、その背景にある仕組みづくり、また、木や森に触れる機会づくりなどを、デザイナーやアーティストらと共に企画・提案していこうというプロジェクトです。

 

これまでのこと[2]|2011年 『WAPPA Project』始動

 

2011年春、わたしたちcasane tsumuguがメンバーに加わり、
3つのプロトタイプの商品化と販路づくりがはじまりました。

県外はもとより海外への展開も視野に入れながら商品のマーケティングについて検討する中で、これら3つの商品化をはじめとするプロダクト開発に、木や森に触れる機会を創出するワークショップなどの活動を加えて『WAPPA Project』とし、より拡がりのある取り組みを目指していくことにしました。

コンセプト
『木』と私たちの『暮らし』の関係を見つめ直し、これからの『生き方のモノサシ(価値観)』を探る

そして、コンセプト構築のかたわら、
県内外で少しずつ販売・展示実績を積み重ねていきました。

 

※ 壁掛け時計プロトタイプver.1は針が角張っていて、盤面はまだ紙を敷いただけでした。
 

5月には、毎年G.W.に開催される県内で人気のマーケット「旅するマーケット紅玉の国へ行く vol.3」(会場:デリカテッセン紅玉|秋田県横手市十文字)に「MINATO FURNITURE × casane tsumugu」として出展し、壁掛け時計のプロトタイプver.1を展示。天然秋田杉のピンバッジ(※現在の名称は[chigiri|ちぎり])も数量限定で販売しました。ピンバッジは、販売した商品の中でも一番の人気で、男女問わずたくさん方にお求めいただきました。

8月には、東京お台場ビッグサイトで開催された「GOOD DESIGN EXPO 2011」にcasane tsumuguとして出展した関係で、同展会場内で行われた公益財団法人日本デザイン振興会(※以下、JDP)の震災復興支援活動である「Area Aid Design Project/東北茨城デザインプロモーション」に、ZERODATEMINATO FURNITUREcasane tsumugu の連名で、少し改良を加えた壁掛け時計のプロトタイプver.2を出展。3日間の会期中、たくさんの方々に見て、触れていただき、「どこで買えるんですか?」などのお問い合わせも数多くいただきました。

 

※ 壁掛け時計プロトタイプver.2は針先が丸くなり、盤面の目盛は手刷りのシルク印刷に。
 

GOOD DESIGN EXPO 2011」では、本場大館曲げわっぱの商品も出品されていましたし、国産漆の主要生産地である浄法寺漆(岩手県二戸市)、tecoLLC(青森県弘前市)の森トイプロジェクトなど、東北各地で有数の取り組みをされている方々とお会いできたことで、これからの展開にも新しい目標を持つことができました。

このときのレポートはこちら。(※casane tumugu 代表ブログ)

 

 

その後も「Area Aid Design Project/東北茨城デザインプロモーション」の一環として、9月には大阪での「LIVING & DESIGN」、12月には海を越えて香港での「Inno Design Tech Expo」にて『WAPPA Project』の壁掛け時計を出品させていただきました。

2012年2月には、東京・下北沢のtag cafeにて、ピンバッジ[chigiri|ちぎり]が期間・数量限定で販売されました。GLY OFFICEtag cafeの共同企画で今年1月から始まった「下北沢で都道府県を旅しよう2012!!」の第二弾として青森と秋田の食材を紹介し、物産販売も行うイベントが開催されていた中での販売でした。山形を愛するGLY OFFICEが精力的に活動している中でご紹介いただけることになり、こうした東北つながりのご縁をとても嬉しく思います。

3月9日[金]からは、「Area Aid Design Project/東北茨城デザインプロモーション」の一環として、東京ミッドタウン・デザインハブで行われる「東北・茨城100のデザイン Area Aid Design Project」展への出展も決定しています。ぜひこの機会に、東北のものづくりや私たちの取り組みに触れていただけたら、とても嬉しく思います。

 

次回は、現在のプロトタイプの検討状況などをご紹介していきます。

 

(続きます)